むとうゆたかのありがと横丁☆

essayist, copywriter and blog writer. ネコ大好き。カフェ好き。代表ならなんでも好き。フリーランスの、エッセイスト。コピー。仕事の話や私的なメッセージはspontaneusly1969@gmail.comまで。

日本にはもうすぐ来る。

「移民のせいだ」

「これが全てを結ぶキーワードだ」

「みんな不満だもんな」

「職を取るーこれが大きい。文化の違い

これも大きい」

「おれ、トランプが怖いんだよ、彼が

大統領になったら、移民排斥をやるからな」

イスラムとスパニッシュがやばいと言われてる」

コーヒーを飲んだ。アメリカンだ。

 

「日本はいつまで閉じこもっていられるかな」

バングラディシュで日本人だ!と叫んだが

変わらず殺されたところをみると、

敵国扱いだな」

「くるな。もうすぐ」

「ああ」

友人がダージリンの紅茶を飲んだ。

「日本は移民は少ないから大丈夫じゃないか?」

「そうだろう。日本の問題は主に内政で、

貧困者が高齢者も派遣も急速に伸びている」

「大企業って儲けても分配しないからな」

「そうそう、どこかが労働者や派遣を

保護しないと奴隷のようにこき使われるのだが、

この国は労組の組織率が弱い」

「みかけないもんな」

 

「だったら、政府が分配しないといけないのだが、

ひたすら武器や公共投資にあてている」

アメリカンをすすった。

「どうしてこの国はこんなに貧しくなって

しまったんだろうな」

「まあいいさ、国民所得を放置すればGDP

低いままだ。国は成長しないだろう」

「ムヒカ大統領って覚えているか?」

「いい大統領だったなあ」

「彼が言うんだよ。政治と国民は関心を

失ってはいけません。繋がっていますから」

「あーあ、あの腐敗した政治と付き合わなければ

ならんのか」

「そうだな」

そういうと帰ろか。と言って僕らは店を

でた。

 

「1$札の裏にはなにがある?」

「ピラミッドと目。俺たちは縛られているんだ。

これが変わらないかぎり」

「残酷な現実だな、過酷な」