「エリートに対する反発、反知性主義という風が吹いて
いる。今回のUKの投票結果しかり、アメリカの
トランプもそうだ」
「ブルーカラーが移民をムカついていて、さらに、ホワイトカラーの支配層に楯突き始めた・・というところか」
「まあ、そうだな。移民が仕事を奪っているという
不満が強い。それと、トランプの支持層のように、
エリート一部が国を支配しているということに、腹がたっているな。」
「どの層にも受ける政治というのは、難しいが、
そういう政治が求められる時代にきているんだろう」
そういうと、僕は味噌汁と浅漬を置いた。
「この、反知性主義というのは、いずれ日本にも
くる。ブルーカラーの逆襲だな」
「その前に、ヒットラードイツ化をするかもな」
「それもあったな」
僕らは缶チューハイをかわした。
「なんとかできないものかな、人類は」
「工夫とアイディア、それと実行力だ」