むとうゆたかのありがと横丁☆

essayist, copywriter and blog writer. ネコ大好き。カフェ好き。代表ならなんでも好き。フリーランスの、エッセイスト。コピー。仕事の話や私的なメッセージはspontaneusly1969@gmail.comまで。

ニコラスという聡明な意見(UK)

ニコラス氏のUK離脱の意見がバイラルを生んでいる。

とてもいい意見なので、この場所に記録しておく。

 

 

 

 

 

 

そんななか、「フィナンシャル・タイムズ」のWebサイトに、あるコメントが寄せられた。それが、高齢層と比べて、圧倒的に「残留」を支持した若者層の心裡を代弁していると、Twitter上で大きなバイラルを生んでいる。そのコメントは、「ニコラス」と名乗る人物から寄せられたものだ。

 

www.huffingtonpost.jp

 

 

 

三つの悲劇に関する簡単なメモを記しておく。

 

第一の悲劇は、「離脱」に票を投じたのは、経済的に無視されたと感じている、労働者階級であるということ。だが、「離脱」によって引き起こされる、雇用や投資の不足から、短期的にもっとも苦しめられることになるのは、彼らなのだ。この結果は単に、遠く手の届かないエリートと、ほかのものを入れ替えたに過ぎないのである。

 

第二の悲劇は、若い世代がほかの27カ国で生活したり、働いたりする権利を失ったこと。意見が否定された私たちは、EC全域で得ることができたはずのチャンス、友情、結婚、そしてさまざまな経験を失った。すでに先人たちが残した負債のなかで溺れている世代との乖離のなかで、両親、叔父、そして祖父たちによって、移動の自由は奪われたのだ。

 

第三の悲劇は、おそらくもっとも重要だ。私たちは、事実上、民主主義を超えた世界に住んでいる。H.G.ウェルズの小説のなかで、エイリアンの身体に跳ね返される弾丸のごとく、事実は神話の世界で役に立たない。政治家のマイケル・ゴーブは言った。「イギリス人は老獪さにうんざりしている」と。彼は正しかったのだ。

 

偏見以外のなにかによって導かれた、反知性主義による支配的な文化の終焉のときを、誰か私に教えてくれないか?  ーーーーー ニコール・パールローズ @nicoleperlroth (※「ニューヨーク・タイムズ」のサイバーセキュリティ担当リポーター)   #Brexit(ブレキジット:英国のEU離脱問題)について、もっとも分かりやすく指摘しているのは、本日FTの読者が投稿した、こちらのコメントだ。

 

 

素晴らしい。ぜひ読んで欲しい。