あと、どれくらいで道がわかる?
僕は友人に尋ねた。
このコンパスでは左を指しているよ。
と友人がいう。
たどり着けば、いい職につけるかな。
ああ、たぶんね。
僕はふと横をみた。
あ、墓だ。いっぱいある。
なあ、どこで祈れば願いは叶うかな?
友人は言う。
神社と教会行ってみようか。
僕はつぶやいた。
神社は門の前に激しい形相をした
狛犬は二匹立っていた。
これ、門番だね。
ああ。狛犬だ。
友人は納得したようだ。
賽銭箱の上におおきな綱があるよ。
これも悪を入れない結界の一つだ。
僕は答えた。
奥にー鏡が見える。
友人が言う。
そう、どこもそうなんだ。
なんだこの塔、五芒星が掘られている。
両側だ。
と僕。
強力なんだ、そのマーク。
お賽銭箱に入れよう。
と僕は言った。
僕、五円玉を入れるよ。
それがいい。
じゃあ、いこうか。
そうだね。
僕と友人は神社をあとにした。